今日は、南博さんの"Go There"です。

元々は、"南博4"だったのが、改称して"Go There"になったということのようです。
メンツは、泣く子も黙る(?) 南博、芳垣安洋、水谷浩章、竹野昌邦 の4人。
ちなみに、南博さんはpianistです。

アルバムは、2枚出ていて、・・・・もう活動休止しているのかしらん??
 Go There(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=37741)
 Celestial Inside(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=100089)

南博さんの名前は、菊地成孔の師匠ということで、彼の文章を読んでいると良く出てくるので知りました。
で、ちょうど[Go There]が出た頃で、店頭で見かけて「う〜、買おうかどうしようか...」と大いに悩んで
※店頭では、CLUB系(TZB、DCPRGと同列)のコーナーで売っていた(*)
止めて(笑)、しばらくしてからトリオの作品を入手して初めて聴いたというのが、馴れ初めです。

トリオの演奏は、恐ろしく流麗なピアノを弾く人だなぁ。というもので、TZB、DCPRGから菊地に入った者としては、(その系統の先入観で聴き始めて)ちょっと物足りない感じがしたのは、まぁ当然かもしれません。
そして、どうしてあの人がこの人なんだろう??てな感じに思っていたのでした。
で、"Go There"への期待と不安の妄想が(音の感想と(*)の狭間で)広がりだすのです。

しばらくして、[Celestial Inside]の入手をして、ぶったまげるわけです。pianoは流麗なんだけど全体としては、非常にノリのよい熱い演奏が繰り広げられている。でもpianoの疎外感は感じられずしっかりと主張している。という演奏でした。

で、最近、3年間の積年の思い[Go There]を買い込んできたというわけです。

ということで、恐ろしく流麗な音が持ち味なので、pianoはとても美しいタッチとフレーズで終始するのですが演奏自体は結構アグレッシブに進行するという基本形は[Celestial Inside]と変わらず、聴いていてとっても気持ちよいものです。

[Go There]のライナーを菊地さんが書いているのですが、和服の似合う。jazzの正装って和服かと勘違いさせる。
身を清めて和服をびしっと着込んで喧嘩に出かける。"Go There"は、「野郎共、行くぞっ」てな訳になる...
わはは、そうそうこの通り、このイメージはいいなぁ。たしかにそんな感じです。
血気盛んなsax、ds、bをcoolに抑えつつ先頭切って決闘の場に乗り込んでいく感じ(笑)

ちなみに、4beatではないですがちゃんとJAZZなので旧来からのJAZZファンでもokです!!
試聴はhttp://www.jazzshopping.com/から漁るとできるようです。

本人のHPはhttp://www.graphic-art.com/minami/

original 2005/09/11