類家心平のリーダー作を聴くのは、これが5枚め。リーダー作としては、"NM.40°"(https://www.amazon.co.jp/dp/B00H6X5F2M/ )だけ未聴ということになるはず。
これまで紹介したアルバムは以下の通り。
 "4 AM" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62350850.html )
 "Sector b" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61093238.html )
 "UNDA" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63739147.html )
 "Lady's Blues" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64832143.html )

本作のタイトルであるRS5pbは4年前はユニット名として記されていたはずだが、本作は類家名義にしてバンド名を広く認知してもらおうという意図が働いたか。
"UNDA"がRS5pb名義で作られたアルバムで、メンツはこのアルバムと変わっていません。
そこに弦楽器、サックスのゲストが入ります。
類家心平(Tp)、田中tak拓也(G)、中嶋錠二(P,Key)、鉄井孝司(B)、吉岡大輔(Ds)
後関好宏(Ts,Bs)、橋本歩(Cello)、高橋暁(Violin)、田中景子(Viola)

演奏曲は以下の通り。1曲を除いて類家のオリジナル。
1.Civet
2.Caotic Teritory 1
3.Dada
4.Zero Zero
5.Lady Jane
6.Vida
7.Nibiru
8.Soma (Bonus Track)
9.IO (Bonus Track)

ディストーションのかかったギターとキーボードのパルシブなサウンドが最初に鳴り響き、ロックな気配が濃厚に漂うなか、ワウワウをかけた類家のトランペットが響き渡る1曲め。
類家のトランペットが、オープン、ミュートでの生音に、電気処理した音に、ワウワウをかけたりと曲によって音色の変化はつけているが、哀愁を感じるようなというか甘くメロディアスなというかエロチックというか、特有のサウンドの美しさが際立っている印象。
ドラムのしなりの効いたようなビートと、うねるようなベースの低音で醸し出されるグルーヴの格好良さが全体の雰囲気を躍動的にもメローにも雰囲気をしっかりと
ギターはロックなカッティングとリフで存在感を出している印象。前作ではアナーキーなんて書いていた..
このサウンドが入ることで雰囲気はだいぶ変わってきていることは間違いない。
ピアノはダイナミックなサウンドから、クラシックテイストなソロから、アヴァンギャルド(7曲めはけっこう攻めている)なサウンドからと変幻自在に演奏の厚みを引き出してきている。
このバンドにはこのピアニストが重要な存在だと思わせるくらいに好相性を感じる。
曲は前半がロックなビートフルな演奏で、後半にいくにしたがってスローな曲が増えてくるような構成。
とくに5曲めが、極めつけのバラードで、これが実はけっこう映えている。

が、ベストは2曲めにしましょう。

"RS5pb" 類家心平 (https://www.amazon.co.jp/dp/B083NSZ8P1/)