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Marty Holoubekのリーダー作を買うのはこれが2枚め。
 "Trio I" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474534583.html)
このあとすでに、"Trio III"(https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1008457286)が出ているが、これは残念ながらLPだけでのリリースのよう。
参加作は、石若絡みが主になるが、一連のSongBook、SMTKの作品等々いくつか聴いているのでお馴染みという感じだが、残念ながらライブはまだ未経験。

メンツは、前作がピアノのJames Bowersにドラムが石若駿という布陣だったが、本作はギターの井上銘を入れたもの。
井上の最近登場頻度が高い。
Marty Holoubek(B)、井上銘(G)、石若駿(Ds)

演奏曲は6曲がMarty Holoubekのオリジナルで、井上(7)と石若(2)が1曲づつ提供して全部で8曲。
1.AmCP
2.Room
3.Nagoya no Ie
4.Naruyouninaru
5.Karuizawa
6.Shouganai
7.Polygon
8.Closer

冒頭がラテン調でちょっとクセのあるリズムを持った曲。
7曲めもスカではないが、強いリズムが印象的。
2曲め8曲めが美旋律系、3曲め5曲めがロックテイストを感じさせる、6曲めの程よくブルースを感じさせる曲も良い雰囲気を醸している。
全体としてはビート感希薄な曲も含まれるが、コンテンポラリ系という括りで良いと思う。
最近、登場頻度が高い井上のギターは、ここではディストーションを少しかけて弾き倒す場面と、美旋律をしっとりと聴かせる場面とさすがの美味さを見せる。
石若のタイムを意識していなさそうで強烈なグルーヴを感じさせるドラミングは、ここでも健在。
このアルバムでは、特にスローな曲での振る舞いが秀逸と感じられる。

ベストは3曲めにします。

"TrioII" Marty Holoubek (https://www.amazon.co.jp/dp/B09SJD9Q8B/ )