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石若駿のライフワーク的(実際ライフワークになっているらしい)アルバムであるSongBookの6作め。
過去の5作は以下の通り。
 "SongBook" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64021298.html ) 2016
 "SongBook2" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64343657.html ) 2017
 "Songbook3" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64679619.html ) 2018
 "Songbook4" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473056188.html ) 2019
 "Songbook5" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/478729414.html ) 2020
ほぼ1年に1枚のリリースというペースを保っていたが、本作は少し間が空いたのはコロナのせいでしょう。

メンツも大方固まってきていて、角銅真実のボーカルをメインに据えて、西田修大, Marty Holoubekを中心に、周囲の仲間たちにゲストに入ってもらうような構成。
石若駿(Ds,Rhodes)
角銅真実(Vo:1-4)
、 西田修大(G:1-3)、 市野元彦(G:3)、苗代尚寛(G:7)、 高木大丈夫(Banjo:5)
、Marty Holoubek(B:1-3,5,6)
、 松丸契(Cl:2)、 市川航平(Fl:2)、 Gideon Juckes(Tuba:4)、佐藤采香(Eup:4)、治田七海(Tb:4)
細井徳太郎(Vo:5)、ermhoi(Chorus:5)、櫻/Ying(Vo:6)、

演奏曲はすべて石若の作曲
1. あちらの空は晴れ
2. You
3. Natsu Wa Mijikai
4. 台形のダンス
5. Pentatonic 物語
6. 空に逢う、朝を待つ
7. May 2nd

冒頭、ギターの無機的なイントロに、テイストを変えてきたか⁈と、構えて聴き進む体制を作るが、ボーカルが入ってくると、あぁいつものSongBookのサウンドだなと認識してちょっと安心する。
そうなると、SongBookを知ってる身として、あまり構えることなく、石若ワールドをどっぷりと楽しむ体制に身を委ねることになる。
何度か聴いている途中で、過去作も入れて混ぜこぜで聴き流すような聴き方もしてみたが、とくにこれと言った違和感なく普通に同じようなテイストのサウンドとして問題なく楽しめた。
このアルバムだけを聴いていると毛色の違いを意識したので、この結果はちょっと驚き。
4曲めでユーフォニウム、チューバ、5曲めでバンジョーを起用と毛色が違う音色が入ってくるが、入ってきたなということは認識できるが、こちらも違和感はあまり無く全体のイメージのなかにしっくり溶け込んでいだと思う。

ベストは、6曲め

"SongBook6" 石若駿 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BWN3X4Y8/ )