市野さんの演奏はライブでは高頻度に聴いていますが、CDでは2016年のアルバムが直近かもしれません。
"Childhood" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63887497.html )
(参加作は、石若の"SongBook6", 橋爪亮督盤等に入っている)
その前は、藤原大輔らと演っていたRabbitoo
"Torch" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63674453.html )
"national anthem of unknown country"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62404051.html)
個人名義のリーダー作は、2008年の"Time Flows" (https://www.amazon.co.jp/dp/B001F6ZGT8/ )以来と思われます。
個人的には、2007年の下記作を聴いています。
"Sketches" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62027989.html )
メンツは、盟友といえそうな面々が揃ってます。台湾の謝明諺は2023年に来日しライブを行っており、しっかり参戦してました。
"(20231208)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/501701858.html )
市野元彦(G)、津上研太(As)、外山明(Ds)、謝明諺(Ts:1,2,3,4,6,8)
演奏曲はすべて市野のオリジナルで全部で8曲。
1. Conversation and Confession
2. First Dance
3. Peace
4. Elephant Ride
5. Spring
6. Solid/Liquid
7. Tiny Little Waltz
8. Nice People
ゆったりめなテンポに緩めなテーマがあるのは感じられるが全体としてはフリー要素強めな演奏が主体になっている
4者(時に3者)がそれぞれにそれぞれのアイデンティティに従った音を全体のサウンドバランスを考えながら紡ぎ出していく、その集合体の妙
とくに2管による、対峙しているようでありながら、お互いがお互いのサウンドをリスペクトしているような、複雑に絡み合っていくところが大きな聴きどころになっていると思う
なんだかんだで肝は、リーダーである市野の全体をまとめ上げ破綻のないように仕立てていくセンスの賜物であるのは間違いないでしょう
ベストは6曲めでしょう。
"Melodies" 市野元彦 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DNG7NJWJ/ )