日本のジャズを聴け 　　　　(和ジャズBlog)

最近の日本のジャズは、もの凄く面白い!! もっともっともっと聴いて欲しいので、たくさん紹介します。

2006年10月01日08:21
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J-JAZZ

生活向上委員会大管弦楽団

え〜と、邦人しかも、非常に偏った紹介が続きますが...

本日は、実質的には"渋さ知らズ"の前進といっても過言ではない、｢生活向上委員会大管弦楽団｣略して"生・向・委"のご紹介でございます。

梅津、片山から始まるメンバー紹介を見れば、自ずと音が聞こえてくるような...(笑) 元々は、八王子が拠点で活動していたそうで、とっくのとうの大昔に結成、解散しています。　

１枚目が"THIS IS MUSIC IS THIS"で1979 　２枚目が、"ダンス・ダンス・ダンス"で1980 録音は、テイチク杉並スタジオだそうです。

思いっきり『中央線』です(爆) 初めての馴れ初めは、私が高校に入った頃に友人からちょとっろ教えてもらったということなのですが、そのときは「んまぁ、凄いバンドがあるもんだ」などと思っただけで、ＬＰも買わず、そのまま、その曲(後述、後者)の印象だけは頭に残っていたと言う状態で、25年。最近、某図書館で１枚(ＣＤ)は見つけて、涙を浮かべつつ聴いてはいたのですが、本日号泣モード炸裂、２枚とも中古で(ＣＤが)出ているのを見つけてしまいました。

 まだ、未聴ですが、聴くよりもこれを所有していることに、感動している自分がいます。

いやぁ、なんか、聴くのもったいないあぁ　あぁ、どうしよう神棚に飾っておこうかな 聴きどころは、超高速"Ａ列車で行こう"と、"変態７拍子"でしょう。やっぱりネ(*^-^*)

 

 original 2005/08/01

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2006年09月30日07:11
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J-JAZZ

後藤浩二さん

ある一部で有名な(だと思ってるんですが、全国的に有名でしたら陳謝)後藤浩二さんというピアニストがいます。

名古屋近辺を中心に活動をされている方のようです。

話題になっているのは知っていたのですが、店頭でも見かけず特に探し回ることもしなかったので、聴いてもいなかったのですが(一部では、山積みになっていた店もあったようですが)新譜(20050401発売？)が、ひょんなことから見つかり買ってきました。

１曲目が、ソロの甘めの曲だったので、あぁこんな感じに進むのかぁ
ふ〜ん　と言う感じで聴いていると、２曲目が早い曲でムムムと思って何て感じで、さらに　ところどころ、タッチのニュアンスだったり、音のタイミングだったりで、おおお!!とか思っているうちにサササッと１枚聴き終わってしまいました。

で、結論　なんだぁ結構いいじゃん！(爆笑)

しばらくおいて、２度、３度と聴くと、ＢassもＤｓも、特に凄いと思わせる演奏はしていないのですが、良い演奏してんじゃんとか、好サポートとか感じさせて...。そう言う意味では、後藤さん自身も多分テクニック的には凄いわけでは無いと思うのですが、要所？勘所？を押さえたという感じなんですかねぇ。良いんですネ　うふふ

original 2005/06/04
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2006年09月29日06:29
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J-JAZZ

Kei Akagi "Live-Shapes in Time"

ケイ赤城さんの、ピアノ３のライブ盤です。
"Live-Shapes in Time"(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1406022)

ケイ赤城さんは、miles davisのバンドを辞した直後だったかに出た"Playroom"というアルバムでぶっ飛びましてそれ以来、全部は買い揃えてはいないですけど、結構気にしている演奏者です。
当時の自分としては、日本人で気にしていたのは彼だけだったんじゃないかなぁと。。(記憶薄)

でもって、これが初のライブ盤なんだそうで、そりゃ買いでしょう。と思って値段見て唖然とするんですね。
２枚組とはいえ、3780はやっぱりちょっと高いんじゃないですか？
しばらく、躊躇しまくって、しまくって　ようやく踏ん切りがついて、買ったのは発売から半月後くらいだったでしょうか..

演奏は、最初聴いたときは、あまり衝撃度が無いかな？と思ったのですが、２度、３度と聴いているとだんだんその凄さに耳を奪われていく、後からジワジワ型の演奏で、だんだんとハマっていくのでありました。
何となく流し聴きてな感じで聴いていると、非常に流麗で予定調和的に進んでいるように聞こえるのですが、実は結構、緊張感溢れる演奏で、聴いていてわくわくしてくるような部分が何回もあります。

ただ、私の基本的嗜好からすると、大フリー大会を予想する方も多いかも知れませんが、これはkeith jarrettさん、Brad Mehldauさんとかを楽しく聴ける人なら、充分堪能できるような演奏です。


いい演奏なだけに、この値段のせいで売れていない(いや、多分売れていないと思う)のがもったいない。
3,000前後くらいまで落とせば、レビュー見て「いっちょ、聴いてみるか」と思う人も増えると思うんですけどねぇ

3780で500枚売れるのと、2980で700枚売れるのと、メーカーと演奏者はどっちが嬉しいんだろうか？

自信がないから、買う人からはふんだくれるだけふんだくろうという魂胆なのかなぁ？？

<参考>
　3780*500=1,890,000
　2980*700=2,086,000
原価1500として、儲けが
　(3780-1500)*500=1,140,000
　(2980-1500)*700=1,036,000

original 2006/04/22
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2006年09月28日08:41
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J-JAZZ

ベツニナンモクレズマー"アヒル"

これまた、芳垣さん系統なのですが
梅津和時さんのバンドで、このバンドの存在はnetで探して知っていたのですが、何をやってるのか等全然調べもせず、何も知らないのですが、昨晩、中古を見つけて思わず買ってきたといういつものパターンです。(笑)

５曲入ってるのですが、どれもオリジナルではなくtraditionalだったり昔からある曲をやっています。
知ってるような知らないような曲が並んでます。

　オデッサ・ブルガリッシュ
　ツン・バラライカ
　すてきなあなた
　カンデルス・ホラ
　エデンの園の一夜
　野生のアヒルの叫び

ロシアだか、そんな感じの曲調という感じがしますが　よく知らないです。

編成が、管楽器(clarinet、sax、tuba)、violin、banjo、accordion、marinbaに、ベース、ドラムとちょっと珍しい感じで、しかも大編成　しかも、３曲はボーカル(非日本語)入りです。

梅津さんで芳垣さんなので、フリーキーな音を想像するのですが、この盤は実にオーソドクスな感じで過激な演奏は基本的にはありません。　スピードも速くないです。(笑)
そう言う意味では、ポストモダンジャズ的な楽しさと言うよりも、プレモダン的な楽しさに近い部類になるんでしょうか。


いや、この盤をオーソドクスと言ってしまう自分が、何かに毒されているのか？という危惧も...

original 2006/04/01
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2006年09月27日21:22
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J-JAZZ

SOUP

まだまだ、J-JAZZの話題が続きます。
新譜を含め、ちょこちょこＣＤは買っているのですが、買うだけで昔買ったのや、ちょっと前に買った盤を積極的に聴いていて、最近買った盤をあまり聴いていないと言う状態が続いています。

さて、今日は、芳垣シリーズなのですが、大友さん、芳垣さんにビルラズウェルさんが加わったユニット"スープ"の、唯一のスタジオ録音盤"SOUP"(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1932707)です。

2003年発売と言うことで、バカ古くはないのですが、この３人皆多忙そうなので、このユニットでの活動はもう、行われないんでしょうねぇ。きっと...

演奏は、ロック系のフリージャズという感じになると思います。
なんとなくではありますが、ROVOに近い音世界というのが合っているように思います。
｢グチャグチャ｣ではないですが、｢強力なビートの上で、自在に変態音響が繰り広げられる｣と言うわけでもない。
テーマとサビのような構成は当然ないので、聴きどころが不明瞭に感じる場合はあるかもしれません。
ただし、各人がそれぞれの持ち味を存分に発露して、それできっちりとした音楽に仕上がっているという印象が強烈なので、各人の発する音に心と体をゆだねると、心地よい陶酔感に浸れます。


このユニットでライブ盤も出てまして、"SOUP LIVE"(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1824601)
というタイトルです。
こっちは、上記３人に加え"菊地成孔""勝井祐二""坂田明"さんがゲストで加わった演奏になっています。
管が入っている分、音の抑揚にアクセントが付くためか、ライブだからよりエンターテイメント性が高いのかこっちの方が聴いていて理解しやすいというか、聴きやすいというか、楽しい度が高いというか、そんな印象を持っています。

original 2006/04/06
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2006年09月26日08:34
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J-JAZZ

naoya matsuoka "WATERMELON DANDIES""ONE LAST FAREWELL"

なんか、突然ですが(笑)
松岡直也の1985(後者)、1986(前者)の作品です。
日本のラテン系音楽の大御所ですね

そもそもは、後者で知って、その直後に発売された前者を買ったんだと思います。
ちなみに、後者は友人から奪いました(笑)

基本的に、ラテン、サルサ系の音楽で、リズム(とリズム構成とリズムの音)はほとんどどの曲も同じで、
どの曲聴いても印象はあまり変わらんと言う感じです。
で、その上にちょっとマイナー調ながらも、夏の爽やかな感じを残したメロディが乗っかって、それを
御大"和田アキラ"の泣きのフレーズが装飾を施すという構成です。

--
前者は、タイトル「すいか男」ですね。ジャケも"すいか男"です(笑)
数曲歌入りなのですが、特に　歌が入っているからなんとか　という印象もなく、
だからといって、歌詞がわけわからんという感じでもなく、なかなかいい感じに仕上がっています。

とかいって、一番好きなのはインストの２曲目だんですが...(笑)

--
後者がそれまでのベストセレクションという位置づけで、インストの"MI AMORE"が１曲目に入っています。
で、最後の曲がタイトル曲なのですが、どうやら最近の氏のライブの最後はこの曲が飾っているようです。

--
ちなみに、松岡さんの他のアルバムは。。。１つなんかライブ盤を買って、なんか印象が違っちゃって
その後は買っていません。
「同じようなリズムの上に、ちょっと陰のあるメロディ＋和田の泣き」が、刷り込まれてます。
なので、たまーにですが引っ張り出して聴いてるけど、この２枚で充分という状況です。

--
これ、両方ともとっくに廃盤で多分手に入らないと思いますが、万が一中古で見つけるとタダのような値段で
手にはいることでしょう(笑)





ちょうどですねぇ。この頃"わたせせいぞう"氏の絵がはやっていた頃で、それと印象がかぶるんです...

http://www.apple-farm.co.jp/
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2006年09月25日07:33
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J-JAZZ

東京ザヴィヌルバッハ

東京ザヴィヌルバッハあるいは、tzbというユニット名がワタシのblogのそこここに出てきているのですが
そのユニットについてあまりまともに書いていないようなので、今日はそのあたりをちょこっと紹介商会。
楽曲について、大雑把に書こうかと思ったのですが、ネタ切れ時に、アルバム単位で紹介するために
とっておこうと思います(恥)

−−−
個人的ななりそめは、今は無き"out there"という雑誌の記事で、PHAT(20051228紹介)とともに、なんだか
とんがった音楽やってる奴らがいるんだなぁと関心を持ったところで、ちょうど
　"cool cluster"(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=451995)
が出た頃です。
その後、３枚のオリジナルと１枚のnaked盤が出ていますが、しっかりリアルで買い続けている状態です。
※(余談)out thereは結局、店頭配布誌の"JAZZ TODAY"に様変わりしたということで、良いと思ってます。


さて、生い立ちですが、メジャーデビューは、上記"cool cluster"で、メンバーは坪口さんと菊地さん
です。
この２人が、"Ｍ"という自動変奏シーケンスソフトが奏でるリズムを土台に、好き勝手やることで
音楽を作り出します。
アルバムは、録音された音を、再構築して楽曲にしていくことで作り出されているようです。

細かいところは、ご本人様のＨＰをご覧になってください。http://www.jah.ne.jp/~tzbo/files/tzb.html
名前の由来は、坪口(つぼぐち)を、アルファベット表記するときtzboguchiと書かれるそうで、そのtop
３文字”ＴＺＢ”に当て字をしたんだそうです。
元々、ザヴィヌルさんは、好きな音楽家だそうでＺはすぐ決まったそうですが、Ｂがブラームスでも
良かったとか。。。(？)


実は、普通に店頭で買える盤としては、上記"cool cluster"が１枚目なのですが、それ以前に
２枚"live in tokyo""Hamlet on the Highway"というのが出ています。

　前者は、CD-R仕様で、限定200枚の販売だったとのことで、既に廃盤です。
　後者は、店頭で見ることは皆無と思いますが、まだ買えるようです。

このメジャーデビュー前のメンバーは、坪口さん、菊地さんに、tpの五十嵐一生さんが入っていました。
で、メジャーデビューのタイミングで脱退されまして、その後は前述の通り残りの２人で活動を続けています。

録音された音を、解体後、再構築して楽曲にしていくと言う手法は、坪口さんの基本的な考え方のようで、
ＴＺＢはもとより、つい最近リリースされた
　"Radio - Acoustique" (http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1291157)
なんて、オーソドクスなピアノトリオの演奏を同じ手法で解体、再構築しちまってます。
この辺は、信奉しているteo maceroとMiles davisの手法というかアイデアの発展系を目指している
という意図も、実はあるようです。

"vogue africa"(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=878958)というアルバムが(いつものように)
同じ手法で作られて2003年にリリースされていましたが、ゲスト参加していたHoracio Hernandezさんが、
いい演奏だから、ハサミの入っていない状態でアルバムを出すべきだと、脅迫をしてきたらしくて(？)
"Vogue Africa: Naked"(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1081486)というアルバムを
当初は、渋々なので、一部通販だけの限定流通で発売をしてました。その後、一般販売されましたが..


最近は、メンバーの片割れ菊地さんの多忙もあって(と、推測してますが)ライブもかなり頻度が減ってますし
アルバムも2004年の"A8v (On The Earth)"(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1834574)以来
リリースされていません。

今年あたり、なにか動きがあるといいのになぁと　淡い期待を抱いている次第であります。

original 2006/07/09
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2006年09月24日07:29
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J-JAZZ

坪口昌恭 "Radio - Acoustique"

ＴＺＢ主催であらせられるところの、坪口昌恭さんの新アルバムです。
"Radio - Acoustique" (http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1291157)

基本は、坪口トリオの演奏で、このトリオ自体はごくオーソドクスに、P,B,Dsの３人というトリオで
ライブハウスとかで演奏をしているようですが、このアルバムは、トリオで演奏されたものを元に、
リミックスしちゃってます。　ちなみに、少々ゲストが参加しているようです。

元の演奏(ライブで生演奏以外ない)を知らないのでなんなんですが、多分リミックスと言っても
元の演奏を完全に解体再構成してる感じというよりは、元の演奏の雰囲気はしっかり残して、演奏を
より効果的に響かせるために、ちょいといじってるといった感じなんじゃないかと思います。

ただ、エレピは使ってますが、元が素性の知れた楽器なので、どこをどういじっているかは大方判ると
思います。

演奏は、総じて坪口氏らしい音楽　という言葉でわかる人にはわかるような印象でしょうか。(謎)
比較的クールな展開なものが多く、速めの曲でもあまり熱くなってる感じではありませんが、だからといって、
退屈になったり、つまらないと感じたりと言う感じではないのが、なぜか不思議ではあります。


元来、ＴＺＢも元演奏をいじってアルバムにしてますし、ＤＣＰＲＧもそんなところありますし
菊地さんの諸作もそんな感じありますし、アルバムはこういう方向性でいろいろ可能性を試している
といった嗜好があるんだと思います。

だけれども、Miles Davisの'70前後の諸作も、同様の手法でＪＡＺＺを作っていたので、その延長上で
進化を模索しているとしたら、これも立派なジャズであると．．．
いや、聴けばわかると思いますが、ＵＳ３とかのリミックスより、充分(でも、非黒人的なですが)ジャズな
演奏になってると思います。

original 2006/06/28
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2006年09月23日06:00
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J-JAZZ

低音環境

渋さ知らズで活躍している(た)２人のユニット、"低音環境"(ユニット名)の"低音環境"(アルバム名)です。
"低音環境"(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1907801)

これは、元々「月刊不破大輔」という自主制作シリーズで出ていたものですが、最近「地底レコード」から
リリースされたようで、普通に買うことができるようになってるはずです。
※「月刊不破大輔」も一時はユニオンに置いてあったり、買いやすかったのですが、最近開店休業中な
　噂も聞きますし、ちょっと入手困難になっているようです。


メンバーは、ベーシストの不破さんと、チューバ吹きの高岡さんの２人　という低音楽器２種なので
"低音環境"なわけです。
しかし、この２つの楽器でグループ作るのっていうのも、相当なアバンギャルドな感じではあります。

やってるのは、渋さでおなじみの"ナーダム""火男""股旅"などとともに
"You Don't Know What Love Is"(恋知らズな少年達)"Besame Mucho"(もっとキスしてくれ )"Nardis"(なんですと )
といったジャズスタンダードまでやっています。


高岡さんの演奏は、以前、ミニチビで(生で)聴いたことがあるのですが、あのデカい楽器で速いフレーズまくしたて、
音の緩急、強弱をつけるのは、かなりのパワーがいると想像できるとおりに、顔をまっ赤にして相当なパワーを
ぶつけていたのが印象的でしたが、この盤も、その力感溢れる演奏を感じられる凄い演奏が繰り広げられています。

ただ、音だけを冷静に聴いちゃうと、Tubaの音の出かたに起因する若干の音のもどかしさというか、遅れというか
を感じてしまうのは(私の)悪い癖かもしれません。

不破さんの地を這うような、おどろおどろしいような、ある種独特な世界を表出するベースも充分に堪能できる
のも、特筆すべき所でしょう。
※渋さでは、ダンドリストなので弾いていない。ミニチビでは弾くけどアルバムがない


ところが、この高岡さんもすでに"渋さ"を抜けてまして、さらに"低音環境"も解散しているんですよね..。

original 2006/06/27
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2006年09月16日08:11
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J-JAZZ

ギター・ルネッサンス�� [翼]

香津美さんのギター・ルネッサンスシリーズの第３作目です。
このシリーズは、ライフワーク的なものになっているんでしょう。

"ギター・ルネッサンス�掘�[翼]"(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1346717)

さて、演奏ですが　その前にやっぱりこのシリーズは音を聴きたいです。
ギターっていうのは、こういう音がするんだよ。というのを"これでもか"と教えてくれます。
弦の擦れる音、響き、演奏者の息づかいまで　聴いていてゾクゾクしてきます。

�兇鯒磴辰燭箸�(2005/07/06掲載)も、店頭で試聴して一気に買いを決めてますが、今回も全く同様で
（ちょっと金銭的にキツい時期なので、）なんとなくパスしようかなぁと思っている部分もあったのですが
試聴したら、手に持っていました。(笑)

さて、演奏ですが　まず、基本的に今まで聞きなじんでいるような選曲になっています。
ということで、(３曲はゲスト入りですが)ギターだけで、それら聴き知っている曲をどう聴かせてくれるか
ということになるのですが、熱くなく、冷たくなく、非常にウォームな暖かい演奏が繰り広げられます。
が、いろんな音が入っているために、その暖かななかにある、緊張感というか気合いというかが、何となく
感じられるような演奏です。

３曲に１人づつ計３人のゲストが入っていますが、個人的にはギターの音に引き込まれて、そこだけに
集中してしまうので、　　　　　　・・　　　　　すいません。あまり印象に残っていません。

original 2006/06/15
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