
トリオ座という林栄一を擁したユニットのアルバム。
トリオ座としては、1986年のライブを収録したアルバムが過去に出ていたようですが、これは全然認知していませんでした。
2022年にCDで再発されてましたが、そのときもスルー。
"THE TRIO" (https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1008560552 )
(再々発されるよう https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1008827204 )
本作は2023年に行われた2か所でのライブを2枚のCDに収めたもの。
メンツは下記3人で、山下洋輔トリオの後期で共演していた面々
林栄一(Sax)、国仲勝男(B)、小山彰太(Ds)
ディスク1は、林3曲、國仲1曲、Thelonious Monkで全部で5曲
ディスク2は、3者の即興でよさそうです。
Disc1 (仙台 Mondo Bongo May 18 2023)
1. lumo
2. Bemsha Swing
3. Rabbit
4. Circle
5. Sky Mirror
Disc2 (東京 新宿 Pit Inn Oct. 24 2023)
1. Suite 2023
2. Solo to Trio
小山の直感的かつ繊細に音を選んで叩き出すドライブ感あるドラミング、
国仲の中低音を中心にギターのようなフレーズでのソロから低音しっかりのバッキングを格好よくこなすベース、
林のさまざまな技を駆使した音色でまさに林節という表現がぴったりの表現力の強さをみせるフレーズを奏でてゆくサックス。
3者3様にドスの効いた迫力がありながら郷愁をも感じさせるサウンドがえもいわれぬ音を紡ぎ出し響かせる
サックストリオではあるが、米国のサックストリオとはひと味もふた味違う音世界を見せつける。
中央線ジャズってこんなのが面白いのよね〜と、あらためて感じさせる、そんな3者のとっても熱い演奏を 2枚にわたってたっぷり堪能いたしました
ベストはd1の3曲めにします
"トリオ座2023" トリオ座 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CV596L8L/ )